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2019.06.07 up
H.A.L.U×M E N D 自然と共生するということ
草木染めは、天然の植物を植物染料として染める方法で、言ってしまえばほぼすべての植物が染料になります。
植物の葉や幹、花などを煮たり醗酵させたりして、赤や青、黄色などの色素を抽出し染めていきます。
森林が多い日本では、その歴史は古く、縄文時代(紀元前1400年頃)の遺跡から染料が発見されたといわれています。
MENDでは、そんな草木染めの技法を40年近く研究し自然と共生することを実践されている和歌山の染色家H.A.L.Uさんにお願いしました。
一点一点、その時の気温や火の入れ方によって、毎回少しずつ違う色に染まる草木染め。人工的に作られた合成染料の単一な色とは大きく異なります。複雑な色をいくつも重ねたような独特の風合いが特徴的です。
また、草木染めは合成染料で染めたものに比べ色の退色が早いという特性があります。草木染めの退色は紫外線等により、だんだんと淡く褪せていくので、退色というより、季節がゆっくりと変わっていくような自然の移ろいのような表情です。一点一点異なる色褪せもまた愛しい色です。
1940年代のリネンのドレスやミリタリーの服たち。
Vintageの古いものなので、どうしてもシミや汚れがあるものが多いです。良いものですが、汚れやシミで、中には商品に出来ないものもあります。それらを草木染めでUPCYCLE(アップサイクル)することによって、また新しい服に生まれ変わります。
今回は日本の古くからの伝統色である茜、胡桃、鬱金、藍で染めています。
MENDでは日本に伝わる伝統技法によって、服をもう一度 UPCYCLE(アップサイクル)し、愛着を持って永く着ることを提案しています。
*7月20日(土)に染色家 H.A.L.Uさんをお招きして進化形古着屋 “森”で草木染めワークショップを開催します。(詳細は追って公開致します)
汚れてしまったり、色あせてしまった大切な一着を、もう一度愛着を持って永く着れるようにしてみませんか。