HOME > STORY > STIFF(シュタイフ )| ドイツのテディーベアブランド
2019.04.21 up
STIFF(シュタイフ )| ドイツのテディーベアブランド
シュタイフ社(Steiff)は、1880年にドイツで誕生し、世界で初めてテディベアを作った世界で最も長い歴史を誇るぬいぐるみブランドです。
その歴史はひとりの女性から始まりました。彼女の名前はマルガレーテ・シュタイフ。
ドイツ南部のギンゲンで育った彼女はフェルト製の洋服や家庭用品をつくるお店を開いていました。
ぬいぐるみが誕生するきっかけは甥や姪のために作った「ゾウの針刺し」でした。
かわいらしいゾウの針刺しはお客さんや親戚の間で評判に。
その後いつくもの動物のぬいぐるみを製造し、1902年に世界中で愛される「クマのぬいぐるみ」が誕生しました。
本物の毛皮のような素材ででき、なおかつ手も首も動かせるぬいぐるみは手間とコストがかかるものでしが、彼女のモットーである「子どもには最良のものこそふさわしい」という思いのもと製品化されました。
その後アメリカでクマのぬいぐるみが大ブームに。
今では一般的になった「テディーベア」という呼び名もそのときにつけられました。
由来は当時の大統領セオドア・ルーズベルトがクマ好きとして知られていたことから、彼の愛称の「テディー」を冠して、人々が「テディーベア」と呼ぶようになりました。
シュタイフ社のテディーベアは大人気になったので、世の中には模倣品が数多く出回りました。
そこでシュタイフ社の商品とひと目でわかるようにできたのが、耳につけられたボタンとタグ「ボタン・イン・イヤー」です。
その後人々に認知されアンティークの鑑定も「くまのぬいぐるみを見たら左耳をみろ」と言われるくらい象徴的なものになりました。
現在「ボタン・イン・イヤー」のタグとして取り付けられているものには大きく3種類あり
「黄タグ+赤文字」は、定番商品。
「白タグ+赤文字」は、地域や数量限定の限定品。
「白タグ+黒文字」は、復刻版のレプリカ。
となっています。
ドイツの職人の手作業で一体ごと丁寧に作られた伝統の逸品。
森ではヨーロッパから仕入れたシュタイフのusedアイテムを多数取り揃えています。